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2011年4月 7日 (木)

裏合気道

茶道の世界には、表千家と裏千家というのがあるらしい。

wikipediaを読んでみると、裏千家は表千家の分派ということが書いてあった。



今回、成新会合気道を合気道界の”裏”と表現しようとしたのだか、

茶道業界の裏と表の関係とは趣が異なることになる。



仮に、植芝先生系の合気道を”表”と表現するのであれば、

平井稔先生の流れの合気道は、本当の意味で”裏”である。

もっと言うと、光と影といってもいい。



以前に書いたことではあるが、

戦前、平井先生は岡山で武道を教えていた際、植芝先生と交流が開始し、

東京に誘われて皇武館の総務となり、

後に大日本武徳会の東京支部長も務めることとなる。

だが決して植芝先生の門人ということではなく、

ひょっとしたら、技や思想の交流はあったかもしれないが、

どちらかというと大日本武徳会内での仕事に従事したということが事実のようだ。



当時の武徳会では、武術の柔術、武器術などというように専門化や競技化の様相が

日本古来の総合的武術を消滅させかねないという危機感があったようで、

武徳会の柔道部門と剣道部門が協力して新たな総合武術部門の編成に着手し、

その名称を 「合気道」と決定したとしている。

そして、平井先生はその幹事として任命されたということである。



しかし現在、、

大体の人は合気道といえば、合気会、養神館等を想像する。

小さい団体もあるかもしれないが、ほとんど前述2団体からの支流である。

全世界でおそらく何千、何万という道場があるだろう。

まさに、表合気道だ。



稽古システムとしては、2人1組の型稽古。

まずは師範が模範を示し、弟子たちが2人1組で技を真似て繰り返す。



システムの長所としては、

形を真似るだけなので、老若男女誰にでもそれぞれのレベルに合わして稽古ができる。

型の範囲内での力、角度、スピード、タイミングなど修練は

独自に解釈して研ぎ澄ますことはできる。

よって、人数が多くても、要するに先生の目がチャント届かなくても、

それなりに稽古を進めることが出来る。



短所としては、目に見える型での大量生産システムなので、極意が伝わりにくい。

型の中での、運動としての達成感で満足してしまう恐れがある。



それに反して、成新会合気道は

悲しきかな、公共の道場 2か所で教えるのみ。

ある質感(極意)を伝えることを目標としているので、どうしても先生からの

手取足とりの少数での稽古システムとなってしまう。

表合気道の人は、存在すら知らないかもしれない。

マニアックな武道オタクの方がよく知っている。

まさに”裏(影)”的存在だ。



しかし習ってみると、これ(質感)が本来の合気道だということが実感できる。

表合気道を知っている僕からしてみれば、目から鱗だ。

表合気道の欠落した部分を持っている。

こんなに凄いのになぜみんなもっと注目しないのだろうとも思うほどだ。



おそらく、今の表合気道の型稽古では、この質感(クオリア)は伝わらないだろう。



このままでは、表も裏も駄目になってしまう。

なんとかこの質感を習得して、そして伝わりやすいシステムを構築したい

今日この頃です。



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合気道」カテゴリの記事

コメント

初めまして。合気道関連のページを流れているうちにこちらの記事を見つけました。

私は合気道に興味があって、習おうかと考えているのですが色々な流派があってどれを選べばよいのか分かりません。 スポーツとしてでなく武術としての合気道を習いたいのですが、成新会さんの理念は武術としての合気道なのでしょうか。

いろいろ体験されて決められたらいいのではないでしょうか。

言葉というのは、人によって解釈が違いますので、

とても慎重にしたいと思います。

そうでないと、誤解を招くことになってしまいますので。

たとえばご質問にある”武術”という言葉です。

人によっては、武術というと厳しく、荒々しい、敵対しても絶対に

勝利を得るような術理を想像されるかもしれませんが、

我々のやっていることは、決して、そうではなく、とても繊細で、

内部感覚を重要視します。

もっといいますと、身体感覚だけでなく、認知を変える作業さえ出てきます。

本文にも書いてますが、世にある、競技武道や型稽古で角度やタイミングでやり取りする

表合気道と180度考え方が違うのです。

そんな我々のような稽古でも、

体が崩れ、投げられた形になるのです。

我々のとこには、各武道で行き詰った方が沢山いらっしゃってます。

もし、よろしければどうぞ。

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